産科
産科について
【産科】妊婦健診・分娩・母親学級
当院のお産の基本方針は、できる限り医療が介入しない、自然分娩を目指しています。
しかし、分娩の進行状況によって、陣痛促進剤を使用する時もありますし、 緊急帝王切開を行うこともあります。
出産は医者がするのではなく、お母さん自身が自分の力で、赤ちゃんを産むのです。
出産に対して不安はあるでしょうが、元気に赤ちゃんを産むという強い意志を持ってください。スタッフはそのお手伝い、サポートをいたします。
出産の入院日数は、通常の経膣分娩の場合、出産当日を含め、初産婦で6日間、経産婦で5日間です。ただし、お母さん、赤ちゃんの状態で変わることもあります。
● 立会い出産は通常の出産だけではなく、帝王切開の場合でも可能です。
● 基本的には母乳哺育をめざしています。早期母児接触を勧め、母児同室です。

早期母児接触
産まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの乳房と乳房の間に抱き、皮膚を接触させることです。
未熟児の場合、カンガルーケアと呼ばれています。
早期接触による低体温から呼吸不全、循環不全が起こりうるとの報道があり、早期接触は、ご希望の方のみとし、スタッフ立ち合いのもとで、時間も数分程度に限らせていただきます。
産科医療補償制度
分娩に関連した重症の小児麻痺児、および家族への補償と原因分析再発防止を目的に創設された制度で、日本全国のほぼすべての産科医療機関がこの制度に加入しています。
平成21年1月1日に出産の赤ちゃんからが対象になります。現在登録を受付中です。
詳しくは、産科医療補償制度ホームページをご覧ください。
帰省分娩をご予定の方へ
分娩予約の状況次第で、帰省分娩を希望される方すべてをお受けすることができない場合があります。
希望される場合、まず妊娠6ヶ月までに、当院にご連絡ください。
受け入れ可能の場合、できれば妊娠28週までに当院を一度受診していただきたいと思います。
その後、妊娠35週以降は当院での妊婦健診をお受けください。
また、必ず紹介状をご持参ください。
ただし、骨盤位妊娠、双胎妊娠、前回帝王切開術、その他リスクを伴う妊娠の場合は、さらに早い時期の受診をお願いいたします。
また、妊娠合併症、リスクが高い場合は、当院でお引き受けできない場合もございます。
母親学級
妊婦さんや父親向けに、出産に向けて出産オリエンテーションを行います。
ぜひ、ご参加ください。
※予約制です
【前期】
対象:妊娠16週から28週までの妊婦
日時:毎月第3水曜日 午後2時~
内容:病院概要、分娩方針の説明、妊娠中の栄養指導など
【後期】
対象:妊娠28週以降
日時:毎月第4水曜日 午後2時~
内容:助産師によるおっぱい指導、保育師による育児の話など

助産師からのちょっと一言
元気に赤ちゃんを出産し育てていくために、自分自身の生活・気持ちに意識を向けてみてください。
食事は1日3食、バランスよく食べていますか?
入浴はシャワーですませず、湯船につかっていますか?
1日の中で赤ちゃんとお話する時間はありますか?
皆さん自身の健康な身体があるからこそ、元気な赤ちゃんは生まれてきます。
健康な身体とバランスの良い食生活は育児をしていく上でも大事です。妊娠中から基本的な生活を見直してください。
妊娠週数が進むと、腰の痛みや足のむくみ、便秘、お小水が近くなるなど、気になることも出てきます。食事に気をつけても体重が増えて困る人もいるかもしれません。
そんな時は、助産師相談外来に相談しに来てください。
妊娠中や産後の腰痛、恥骨の痛み、動けない、歩きづらい、寝返りがつらいなどある人は、「さらし」や「トコちゃんベルト」を使った骨盤ケアもしています。

助産師相談外来
助産師さんにマンツーマンで相談ができます。
【予約制・有料】
月・火・水・金曜日 午前10時~午後1時まで。お早めに電話予約をお願いいたします(TEL 084-963-0730)。
【相談内容】
・育児に関する相談 ・妊娠・産後のカウンセリング ・おっぱいマッサージ ・ベビーマッサージ
3Dの動画でお腹の中の赤ちゃんをご覧いただけます
当院では、妊婦健診において、GE Voluson E6という機種の超音波診断装置を導入し、リアルタイムで3Dの動画をごらんいただけます。
DVD、VHSビデオテープを持参していただければ、映像を保存してお持ち帰りいただけます。
病院にもDVDは用意してあります。
火曜日と木曜日は、午前午後ともに女医(赤松 一代)による外来診察です。
水、金、土曜日は、玉田 隆が診察いたします。



